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作成有無:各国ともTAR時におけるSYRの重要性を痛感している様子で、SYRの作成を否定する意見は述べられなかった。 | ||
長さ:SPM最高5ページ、本文最高30ページ(共に図表含む。インデックスは含まない。)の2部構成でTAR時の構成を踏襲。 | ||
形式:Q&Aではなく各トピックについて文章で書くスタイル。(再びQ&Aを希望するような意見も出されたが、今までの議論を考慮して文章形式が優勢となった。) | ||
承認・採択手順: 「IPCC作業を管理する上での原則」(”Principles Governing IPCC Work”)に則りSPMは行毎に承認、本文はセクション毎に採択。なお、SYRの定義の見直しは行わない。 | ||
内容(トピック):実際現時点では具体的な内容を分かりえないことからあくまでもガイダンスとしての位置づけ。 |
・ | 観測された気候変化とその効果 | |
・ | 変化の原因 | |
・ | 様々なシナリオに見られる短期的・長期的未来の気候変化とその影響 | |
・ | 地球・地域レベルにおける適応・緩和オプションとその反応、及び持続可能な発展との相互関係 | |
・ | 長期的な観点:UNFCCCの目的と条項に矛盾せず、かつ持続可能な発展という状況から見た適応措置・緩和措置の科学的・社会経済的側面について分析 |
執筆チーム(Writing Team):IPCC議長及び各WGの共同議長にプラスして、各WGの執筆者から4-6名ずつ。選定は2005年末頃IPCC議長が行い、ビューローによって承認される。 | ||||||||||||||||||
作成スケジュール:非常にタイトなスケジュールであるため完全には決定されなかったが、とりあえずその方向で進める予定。なお、UNFCCCには、COP13までに完全な形でSYRを提出して欲しければ会期を1ヶ月延期することも検討して欲しいと要望を出した。 | ||||||||||||||||||
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その他:SYRの作成には、SYRのマネージメント、電子出版、アウトリーチを行うコミュニケーションの専門家等追加スタッフを雇用する予定。 |
以上 (地球環境対策部 蛭田伊吹) |