1998年11月22日(月)全社協・灘尾ホールにおいて、第37回地球環境問題懇談会も兼ねて、標記セミナーを昨年に引き続き(財)地球環境戦略研究機関(IGES)との共催で開催した。COP5においては主要論点の決着は求められておらす、COP6への道筋を決めるという位
置づけであったにもかかわらず、企業・シンクタンクをはじめとして180名を超える参加者が来場し、関心の高さを窺わせた。プレゼンテーションは政府関係者の報告、産業界の立場からの見方と海外動向、研究者によるCOP6へ向けた動向解説・展望と続き、間に企画された政府担当者への質問票回答では、予定の1時間を使い切り、参加者の質問に分かり易い例を交えて回答がなされ、その役割を果
たした。閉会挨拶では気候変動問題をも包括する循環型社会への移行が述べられ、セミナーを締めくくった。字数の関係上、以下には「交渉担当者による報告」と「各国産業界の考え方」の2つのプログラムを抜粋して、その概要を報告する。