- ブッシュ政権は3月末に京都議定書から離脱し、米国として新たな提案を行うと表明していた。6/11にブッシュ大統領が気候変動に関する声明*2を発表し、本報告は、その米国新提案の初期報告に相当する。
- 内容は、「気候変動対処のための現在の米国措置」「京都議定書の分析」「気候変動科学の進歩」「気候変動対処技術の進歩」「西半球及び世界における協力の促進」の5つの項目。
- ただし、具体的な削減目標については言及されておらず、現時点では、京都議定書の代案となるものとは言えない。本報告は、ブッシュ訪欧に向けて作成されたと予想され、今後、7/16から開催されるCOP6再開会合をにらみながら、第2次案が発表されると思われる。
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