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2つの統合された方法論「埋立地ガス回収に関する方法論」(Annex 1 (ACM0001)参照)及び「グリッド接続している再生可能資源による発電に関する方法論」(Annex
2 (ACM0002)参照)の改訂案が合意された。なお、統合された方法論の中で既にカバーされている承認済み方法論は、引き続き有効となったため、利用することが可能。また、統合された方法論でカバーされている申請中の新方法論については、もしすべての要素が統合された方法論の中でカバーされていないという場合は再検討を要請してよい。(CDM
M&Pパラ38には、既に承認されている方法論と同じ適用分野の新しい方法論でも、その必要性が証明できれば申請しても良いと定められている。) |
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なお、バガスベースのコジェネレーションプロジェクトの方法論(NM0001-rev)は、統合された方法論を作成するのに利用されたが、統合された方法論でカバーされていない部分もあるため、引き続き個別の方法論として検討されCDMEB12で承認を受けている。NM0001-revの再フォーマット版は近々公開される予定。(→ AM0015 http://cdm.unfccc.int/UserManagement/FileStorage/CDMWF_AM_678093135) |
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AM0001(HFC23の分解に関する方法論)については、方法論承認後、CDMプロジェクトによって京都議定書Annex
Aの6ガスに含まれていない温暖化効果ガス(この場合HCFC22)の生産を増加させる可能性があることを考慮して、それもリーケージとしてカウントすべきといった意見等が表明されたことから、CDMEBはMethパネルに見直しを行うよう要請した。見直しは4ヶ月以内に行われ、その間AM0001の利用は保留となった。(保留になったプロセス等を含め、現在様々なパブコメが寄せられており、今後CDMEBの判断が注目される。) |
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クレジット期間の見直し手順等については、今後推敲が必要なことが留意された。 |
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申請された新方法論のスクリーニング手順について修正が合意され、The procedure for sumbission
and consideration of proposed new methodologies (Version
5)のパラ6が新しくなった(http://cdm.unfccc.int/Reference/Procedures/Pnm_proced_ver06.pdf)。
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事務局に指名されたMethパネルメンバー(1名)は、その方法論をA−Eの間で評価する。評価がC−Eの場合その方法論はプロジェクト参加者に送り返され、A又はBの場合のみMethパネル及びCDMEBで検討される。(CDMEB14にて決定) |
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事務局に指名されたMethパネルメンバー(1名)は、その方法論を1又は2で評価する。2の場合はプロジェクト参加者に送り返し、1の場合のみMethパネル及びCDMEBで検討される。(CDMEB15にて決定) |
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追加性を証明するツールについてMethパネルがまとめた提案(Annex 3)を検討した結果、パブコメを2004年9月4−21日まで募集することになった。コメントについてはCDMEB16にて検討される。 |
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申請された新方法論の検討と承認プロセスを改善するための(膨大な作業量への対処方法を含む。)オプションについては、CDMEB16までに最終的な報告書が提出される。 |