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Methパネル第17回会合での検討をもとに、CDM理事会は以下のように合意した。 |
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2-1.個別案件について
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(a) |
承認: |
NM0079-rev “Taishan Huafeng Cement Works Waste Heat Recovery and Utilisation for Power Generation Project”→ AM0024
(セメント工場の廃熱回収・有効利用、スコープ1、4)、
NM0090 “Organic Waste Composting at the Matuail landfill site Dhaka, Bangladesh”→ AM0025
(埋立地の有機廃棄物をたい肥化、スコープ13) |
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(b) |
見直し(B判定): |
NM0107、NM0108、NM0110、NM0112
理事会の指摘する点やMethパネルの勧告をもとに改訂し、再提出する。その後Methパネルで再検討し理事会に何らかの提案をする。 |
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(c) |
不承認: |
NM0092-rev、NM0113、NM0116、NM0119、NM0120、NM0122、NM0125 |
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なお、初めて炭素回収・貯留の方法論が提出されていた。CDMプロジェクトとして適合性があるかどうかについての指針を理事会が出すまでこの方法論の検討は保留とする。 |
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2-2.方法論の統合について |
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Methパネル提出の統合方法論案を検討した。今回は2件の統合方法論が承認された。
(a) |
AM0004、AM0015、NM0081、NM0050-rev、NM0098を統合する方法論案 “Consolidated methodology for grid-connected electricity from biomass residues” に合意した。ACM0006となった。また、理事会は、Methパネルにこの方法論の適用を背圧タービンの他に、抽気復水タービンを用いた他のコジェネにも広げられるかどうか検討することを要請した。この統合方法論はCDM理事会第22回会合後、AM0004とAM0015を置き換えることとなる。スコープ1 |
(b) |
NM0045-rev、NM0047-rev、NM0095、NM0106を統合する方法論案 “Consolidated baseline methodology for increasing the blend in cement production” に合意した。ACM0005となった。スコープ4 |
(c) |
NM0066、NM0075、NM0093、NM0094、NM0102を統合する方法論案 “Consolidated baseline methodology for coal bed methane and coal mine methane capture and use for power (electrical or motive) and heat and/or destruction by flaring” については、理事会はMethパネルに更に検討し詳細に詰めていくよう要請した。 |
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2-4.プロセスに関する事項
(i) |
新方法論の検討・承認プロセスの改善に関して、前回の理事会会合に引き続き検討した。
“Revised procedures for submission and consideration of a proposed new methodology (version 8)” (annex2 http://cdm.unfccc.int/EB/Meetings/021/eb21repan2.pdf )に合意したほか、以下を決めた。 |
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(a) |
B判定の新方法論については、理事会の当該判定の後5ヶ月以内に再提出がない場合は申請取下げと見なす。 |
(b) |
B判定となった新方法論の再提出は1度のみ可 |
(c) |
大規模CDMプロジェクトのために新たに方法論を提出する際、プロジェクト参加者にUS$1,000の手数料を徴収する。方法論が承認された場合、当該プロジェクトの登録料はUS$1,000引いたものとする。 |
(d) |
指定運営機関は新たに提出される方法論について自主的に事前評価を行うことができる。事前評価が行われたものはMethパネルの事前評価は行わないものとする。 |
(e) |
「事前評価フォーム (“F-CDM-NMas” 」にある改訂版評価基準を採択した。(annex3 http://cdm.unfccc.int/EB/Meetings/021/eb21repan3.pdf ) |
(f) |
新たに提出された方法論を事前評価するパネルメンバーは半日分の手数料を報酬として受け取る。 |
(g) |
Mr Sethi(CDM理事会メンバー)とMs Moskalenko(CDM理事会代理メンバー)をMethパネルに出席し同パネルの議長と副議長をサポートするよう任命 |
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(ii) |
承認済み方法論の見直しについては、
“Procedures for the revision of an approved baseline or monitoring methodology by the Executive Board”に合意した。 (annex6 http://cdm.unfccc.int/EB/Meetings/021/eb21repan6.pdf ) |
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2-5.その他の説明・指針
(i) |
CDM理事会は、承認済み方法論内での「追加性立証評価ツール」の言及は、このツールが当該方法論の一部となっていて、従ってこのツールが利用されるべきであると強調した。 |
(ii) |
MethパネルがCDM理事会に指針を出すよう提案していたマイナスの排出削減*の件では、CDM理事会はプロジェクトによる排出量削減によってマイナス削減量の埋め合わせがなされた後CERsが発行される旨、新たに方法論を提出する際規定するべきだとした。
*パフォーマンスが悪かったりリーケージが削減量を上回ったりして一時的に排出量削減がマイナス(ベースライン排出量−プロジェクト排出量−リーケージ<0)となってしまった場合 |
(iii) |
国の政策がCDMの方法論となるかに関しては、次回のCDM理事会でMethパネルへの指針を決めるということで合意した。 |
(iv) |
異なるCDMプロジェクトの組み合わせを新方法論として提案する方法論については、次回CDM理事会会合で引き続き議論していく。 |
第13ラウンドの新方法論の提出期限は2005年10月5日。 |
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