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ニュースレター
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1996年4月号 |
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文化摩擦を生ずる言葉に関する調査研究から(3)誤解誤用 DIFFERENT USAGES/MEANINGホテルのフロントFrontはアメリカではRegistration、イギリスではReceptionである。トイレをたずねる場合、Where is the toilet?とは言わない。アメリカではbathroomあるいはrestroomまたはwashroom。イギリスでは訪れた友達などにWill you go upstairs?と聞かれることがある。これは二階に通常トイレがあるためである。アメリカなどでは公衆トイレをlavatoryと言うがイギリスでは使われない。Where can I wash my hands?等と聞いてもいいであろう。もちろん、men's roomも使ってよい。公衆トイレの表示としてRest Room, Men,Women, Men's Room, Women's Room, Ladies' Room, Comfort Stationなどがある。イギリスでは公衆トイレの表示としてはGentlemen, Gentlemen's, Gents', Ladies', Toiletなどが使われている。インフォーマルではあるがlooも使うのをよく耳にする。 日本での英語の使い方を見ると、例えば、life careこれでは生命保険で葬儀屋の意味はまったく表わされていない。葬儀屋はan under-taker's office,a funeral home(parlor)となる。そして、Tokyu Livable-livableはhabitableつまり「やっと住める」の意味で「住み心地の良い」を意図したのであろうが、これでは外国人には分からない。また、constant light−「常備灯」に意に沿って考えたものであろうが、これなどはホテルのtorchの下にFOR EMERGENCYとでも表示すれば十分であろう。 カネボーのコマーシャルで有名になったFor Beautiful Human Lifeでは、LifeがBeautifulというのはおかしい。Happy,Pleasantを使うべきところであろう。 |
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