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2010年  3号
Report

2010年上海国際博覧会における
愛・地球博成果継承発展事業の実施




当財団は、「未来へつながる愛・地球博」と題し、5月14日から16日までの3日間、上海万博日本館のイベントステージにおいて、以下の通り様々なプログラムを実施した。

1. 日中小学校交流プログラム
14日10:00〜16:20の間、上海在住の日本人学校2校(浦東小中学校、虹橋小学校)と、日新実験小学校の中国の子供達総勢500名が、6回のステージに分かれて、参加、出演し、日中両国の交流と相互理解、これからの世界を担う子供達のつながりをテーマとした日中交流メッセージを発信した。終日、場内は満席で立ち見も出たが、各学校の引率の先生方の協力もあり、スムーズな運営を図ることができた。


2. 対話パフォーマンス“絆”
愛・地球博および2008年サラゴサ万博にも参加した市民団体である、「対話パフォーマンス 絆」による和太鼓演奏プログラムを14日及び15日の両日、4回にわたって実施した。
今回は、サラゴサ博のメンバーを若手10名に入れ替え、来場者を魅了する演奏を行った。


3. 心連心コンサート
(1) PAST「悠久の響き」〜日中のつながり〜
14日20:00〜21:20
内  容: 中国から伝わり日本で育んだ伝統音楽コンサート。愛・地球博参加アーティストと中国奏者のコラボにより、愛・地球博の想いを日中の友好に発展するステージ
出演者: 天平楽府(日本・中国)、スペシャルユニット:amin(中国・上海)、妹尾武(日本)、馬暁暉(中国)
特に、馬氏の二胡の演奏は、中国のメディアからも注目を集めた。

(2) FUTURE「未来の子供達へ」〜万博の想いを未来へ〜
15日20:00〜21:20
内  容: 愛・地球博出演アーティストと、上海の子供達のコラボレーションによる万博の想いを未来へつないでいくステージ
出演者: 平原綾香(日本)、amin(中国・上海)、小星合唱団(中国・上海)、妹尾武(日本)

(3) ACROSS「海を越えるバトン」〜スペシャル・フィナーレ〜
16日20:00〜21:30
内  容: 3日間の出演者によるスペシャルフィナーレコンサート。万博の想い、そして日中・アジアのつながりをメッセージ化したステージ
出演者: 平原綾香(日本)、amin(中国・上海)、小星合唱団(中国・上海)、妹尾武(日本)、モリゾー・キッコロ


4. モリゾー・キッコロミュージカルin上海万博「ココロのまほう」
15日・16日の両日、1日3回公演
ミュージカルは、ひとりひとりのココロがけ(行動)が環境やより良い生活を作ることを表現。前回のサラゴサ万博から続く、モリゾーとキッコロと森の動物たちがメッセンジャーとして出演した。
新たな試みとして、デジタルサイネージとミュージカルのコラボレーションにより、来場者とステージを連動させた演出をすることで、参加型のミュージカルにした。
来場者には「ココロのカード」を配布し、スクリーンに映る自分のカードから草花やハートマークなどが出てくる仕組みにより、来場者とステージが一体となったステージを展開することができ、どの回も盛況であった。


5. その他
中国で人気のキャラクター、「ハローキティとマイメロディ」「クレヨンしんちゃん」のキャラクターショーと撮影会を15日、16日の両日、ミュージカルの幕間に実施した。

3日間の当財団の愛・地球博成果継承発展事業は、8,300名を超える来場者の方に楽しんで頂いた。全ての来場者には、愛・地球博開幕5周年記念ピンバッヂを贈呈し、好評を博した。

さらに、モリコロミュージカルの模様は、中国内での報道のみならず、日本でもNHKのニュース(15日19:00〜の全国版及び、16日朝の東海三県版)で、「愛・地球博のマスコット、上海万博に登場」と報道された。