−GISPRI主催−
日米欧3極シンポジウム
「京都議定書以後の国際枠組みとセクター別アプローチ」
EU, US and JAPAN Trilateral Symposium
“Post-Kyoto International Climate Framework
focusing on Sectoral Approaches”
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昨年末のバリ会合(COP13)で合意されたバリ行動計画により、ポスト京都議定書の国際枠組を議論する公式なプロセスが立ち上げられました。合理的で実効性ある国際枠組の構築にあたっては、各国の削減負担の公平性を確保し、途上国を含むすべての主要排出国が責任ある形で参加していくことが大前提です。その際には、各国の産業界、研究者が実現可能性の高い有効な手段について専門的知見を交渉プロセスにインプットしていくことが求められます。そのため、産業界等からの専門家が国境を越えて協力し、一体となって国連の場などに知見を提供していく必要があります。
本シンポジウムでは、このような問題意識に基づき、産業界を主体に日米欧の有識者、専門家を一堂に集め、各国産業界の温暖化対策の取組み状況と今後の温暖化対策の国際枠組について議論を行います。特に、全ての主要排出国の参加する実効的な枠組みを構築するためには、各国の負担の公平性を確保することが必要であるという観点から、エネルギー効率等をセクター別に割り出し、技術を基礎として削減可能量を積み上げる「セクター別アプローチ」に焦点をあて、日米欧先進国の最新動向を踏まえながら、掘り下げた議論を行います。
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平成20年2月
主催:(財)地球産業文化研究所
後援:(社)日本経済団体連合会 |
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開催要領
1.日 時 2008年3月10日(月) 午前10時〜午後5時30分
2.場 所 経団連会館 14階 経団連ホール(東京都千代田区大手町1−9−4)
3.プログラム(予定)
<開会> |
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10:00 |
開会 |
10:00−10:10 |
来賓スピーチ:日本経済団体連合会 環境安全委員会共同委員長 鮫島 章男氏 |
<テーマ1.気候変動問題に関する産業界の最新動向> |
地球温暖化問題に関する日米欧三極の産業界の最新の取組状況について情報を共有し、各国政府の施策が産業界に与える影響を明らかにする。その上で、2013年以降の枠組み構築において、経済活動や国民生活に過剰な負担を課すことなく実効的な削減を行う方法について、共通の認識を醸成し、そのために協働すべき事項について明らかにする。 |
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10:10−10:30 |
欧州 有識者 Gwyn Prins教授(ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス) |
10:30−10:50 |
米国 有識者 David Montgomery博士(チャールズ・リバー・アソシエイツ・インターナショナル) |
10:50−11:10 |
笹之内 雅幸氏(日本経済団体連合会 地球環境部会部会長代行) |
11:10−11:30 |
Norine Kennedy氏(USCIB:米国国際ビジネス評議会 事務局次長) |
11:30−11:50 |
Mr. Robert J. Chase氏 (IAI:国際アルミ協会 事務局長) |
11:50−12:50 |
モデレーター:GISPRI専務理事 蔵元 進 |
<テーマ2.京都議定書以後の国際枠組としてのセクター別アプローチの有効性と課題> |
セッション1で討議した日米欧3極産業界の共通認識を踏まえ、公平でかつ合理的で実効性のある国際枠組を実現する手段の一つとして、セクター別アプローチを取り上げる。各産業界における具体的なセクター別アプローチの取組を紹介しつつ、セクター別アプローチをどのような分野において、どこまで推進させることができるか、今後の可能性と課題について討議を行う。 |
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14:00−14:20 |
山口 光恒 特任教授(東京大学先端科学技術研究センター) |
14:20−14:40 |
澤 昭裕 教授(21世紀政策研究所研究主幹) |
14:40−15:30 |
各国企業からのセクター別アプローチに関する具体的取り組み紹介
・Brian P. Flannery氏(Exxon Mobil社 安全・健康・環境部科学・戦略・企画グループマネージャー)
・Massimiliano Varrucciu氏(Enel社 中国支局代表役員)
・岡崎 照夫氏(新日本製鐵株式会社 環境部部長)
・渡邊 広志氏(電気事業連合会 立地環境部長) |
15:45−17:20 |
モデレーター:GISPRI専務理事 蔵元 進 |
17:20−17:30 |
閉会の挨拶:新藤 義孝 経済産業副大臣 |
【ディスカッションのパネリスト(記載の講演者・発表者以外)】
- William L. Kovacs氏(米国商工会議所副会長)
- 本部 和彦 審議官(地球環境問題担当)
※出席者及びプログラムについては出席者のご都合等によりやむを得ず変更になる場合がありますので予めご了承ください。 |
4.言語 日米同時通訳
5.参加費 無料
6.申し込み期限 3月6日 (定員になり次第締め切りさせていただきます。)
7.お申し込み方法
3月6日までに下記「シンポジウム申し込み」のリンクをクリックし、申し込みフォームに必要事項をご入力下さいますようお願いいたします。
※申し込み受付は外部業者に委託しております。
8.お問い合わせ先
(財)地球産業文化研究所 地球環境対策部
電話:03-3663-2500(代)
E-mail:sankyoku@gispri.or.jp
担当:渡邉
以 上
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