2009年2号

愛・地球博開幕4周年記念事業 第一弾 「第10回記念フラワードーム2009」におけるテーマ共催事業実施

 2005年日本国際博覧会の開催からはや4年となったが、GISPRIは本年も従来と同様にさまざまな理念継承発展事業の実施していく予定である。
 その第一弾として、さる3月12日(木)から18日(水)にナゴヤドームにて開催された「第10回記念フラワードーム2009」でのテーマに共催して事業を実施した。
 今年で10回目を迎えるフラワードーム2009のテーマは、「環境緑花―花と緑のあふれる暮らしー」であり、このリニューアルの記念展の機会をとらえて、GISPRIは愛・地球博を想起しながらあらためて生活空間のなかでの環境を考える場を展開した。
  • 高円宮妃殿下のご臨席のもと開会式は3月11日に華やかに開催された。(写真1)
  • フラワードーム会場中央に位置する「環境緑花ガーデン」において「愛・地球博モニュメント」を設置し、ここに今回のフラワードームのテーマに沿って、「環境に配慮した会場」、「花と緑にあふれる会場」、「緑を使った環境技術」、「緑や花を愛でるプログラム」といったカテゴリー別に30余点の愛・地球博の写真を掲示した。
  • 愛・地球博会場風景を違った観点で展示をしてみたところ、多数の来場者から新鮮な光景として高い評価を得た。色とりどりのチューリップや春色の花に囲まれたモニュメントにモリゾー・キッコロをみつけると、来場者が立ちどまり、絶好の記念写真スポットとなっていた。(写真2)
  • 愛・地球博をきっかけに地球環境保全、環境配慮活動が広く浸透しているなかで、「街で見つけた“環境緑花”」の写真をフラワードーム実行委員会とともに市民から募集した。最優秀の作品を「(財)地球産業文化研究所賞」として3月12日に愛・地球博モニュメント前において蔵元専務理事から表彰状を授与した。
  • ステージイベントとしては、週末の14日(土)、15日(日)に、モリゾー&キッコロ「環境緑花」クイズ大会を展開した。おなじみのモリゾー・キッコロとともにフラワードームにちなんで「花の精」であるピンクキッコロもスペシャル企画として一緒に登場。聴衆も大いに沸き返っていた。(写真3)
 -緑と花のあふれる会場で愛・地球博の残したメッセージをもう一度確認しながら環境に優しい取り組みを意識する-を目的にGISPRIは今回の事業にテーマ共催したが、1週間の会期中の来場者は143,280名(主催者発表)にのぼり、充分愛・地球博4周年記念事業としての成果をあげた。

 また、愛・地球博を契機に生まれた「EXPOエコマネー」は、環境配慮行動の促進とエコ市民のネットワークで着実に市民の間に浸透してきているが、今回このフラワードームにおけるGISPRIの事業展開と連携し、エコマネー参加者の誘客を図り、新たなエコ行動に進む契機づくりのためにフラワードームの招待券をエコマネーポイントとしたところ、(100ポイントで1枚)多数の引き替えがあった。あわせて、また交通エコポンのリーダーを会場内に設置して、公共交通機関での来場、環境配慮行動を促したところ、多くの参加者を得ることができた。

 愛・地球博開幕4周年の催しとしてはこのフラワードーム2009を皮切りに、3月20日、愛・地球博の瀬戸会場が「瀬戸万博記念公園(愛・パーク)」としてオープンするとともに3月21日、22日の両日、モリコロパークの春まつり、とGISPRI後援イベントが理念継承の地で繰り広げられた。

写真1 開会式
写真1 開会式

写真2 会場風景・モニュメント
写真2 会場風景・モニュメント

写真3 モリゾー&キッコロ「環境緑花」クイズ大会
写真3 モリゾー&キッコロ「環境緑花」クイズ大会

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