この度、2023年6月30日開催の理事会において理事長に就任いたしました佐久間総一郎です。
地球産業文化研究所は、地球的規模での資源・環境問題、産業・経済と文化・社会の新しい関係のあり方等に関わる総合的政策を提言することを目的として1988年12月に設立され、以来、研究成果を政府、産業界等に発信する等活発な研究活動を行ってきました。
また、2007年4月からは、2005年日本国際博覧会(愛・地球博)の基本理念を継承、発展させる事業を行い、愛・地球博のテーマである「自然の叡智」が目指した自然の摂理を尊重する持続可能な社会の実現に向けて活動しています。
具体的には、調査研究事業においては、地球産業文化に関する調査研究を行こない政策提言を行うとともに、地球環境問題ではCOP会合でのサイドイベントセミナーの開催、COP報告セミナーの開催、COP、IPCC会議情報の日本語での提供等を行っています。愛・地球博の理念継承事業においては、「モリゾー」「キッコロ」を中心とする知的財産権の管理・利用許諾、愛・地球博の公式記録等の資料の管理、各種情報提供を実施しており、2005年以降に開催された国際博覧会(サラゴサ万博、上海万博、麗水万博、ミラノ万博、アスタナ万博)における催事、展示、シンポジウムの実施、国内事業においては周年事業、支援事業等を進めてきました。
私としても、調査研究事業を通じた研究成果等の情報発信や、2025年の愛知万博開催20周年事業や大阪・関西万博の開催においても理念継承事業に取り組み、持続可能な社会の実現に向け貢献していくよう努力してまいりたいと考えております。
今後とも、関係各位の一層のご支援とご協力をお願い申し上げます。