2022年5号
「愛・地球博の集い2022」が開催されました。
(一財)地球産業文化研究所
4月3日(日)、名古屋市のANAクラウンプラザホテルグランコート名古屋の「ザ・グランコート」及びグローバルゲート(ささしまライブ24)名古屋コンベンションホール3階メインホールにおいて「愛・地球博の集い2022」が開催されました。
今回の集いは、新型コロナウィルスの感染状況に鑑み、余裕をもって2会場に分けての開催となりましたが、愛・地球博の開催運営に携わった関係者を中心に400名を超える参加をいただき、また、ZOOMによるオンライン視聴も74名の皆さんにご参加いただきました。
集いでは、中村利雄元2005年日本国際博覧会協会事務総長から、冒頭、愛・地球博関係者でお亡くなりになった皆様への黙祷を捧げ、豊田章一郎元2005年日本国際博覧会協会会長からのメッセージを代読いただき、ご挨拶をいただきました。
その後、スペシャルゲストとして夏川りみさんを迎えすると会場内にとどよめきが起こりました。夏川さんには、愛・地球博NHKテーマソングの「ココロツタエ」を始め4曲を披露していただき素敵な歌声に耳を傾けました。
ビデオメッセージでは、博覧会国際事務局(BIE)のディミトリ・ケルケンツェス事務局長から、愛知万博で得た経験は、将来の万博にも着想を与え続けるような万博の歴史上最も重要な転換点と言えるもので、愛知万博の生きているレガシーのさらなる進展、発展そしてそのメッセージを世界の隅々まで響かせるため共に手に取り合い努力できることを大変嬉しく思う旨のメッセージをいただきました。また、ドバイ万博会場からは日本館 安藤勇生館長と博報堂 金田秀一さんからメッセージをいただきました。安藤館長からはドバイ万博の来場者が2,000万人を超えたこと、他の館の館長、政府代表の多くの方は愛・地球博から継続して仕事を続けている人が多く、愛・地球博は素晴らしかった、また愛・地球博があればぜひ参加したいという声を紹介していただきました。金田さんからは、集いに参加できず残念だったこと、日本館前の会場の映像、通路の天井に植物を這わせた映像は愛・地球博っぽいとのコメントをいただきました。
会場では、オンライン参加を頂いている皆さんの中から、閉幕後のドバイ万博会場から安藤館長、博報堂 金田さん、ADK 川田すなほさんから、閉幕後の会場の様子等を紹介いただき、ボランティアリーダーの天野由利子さん、協会職員の貴田昭和さん、会場にご参加いただいている皆さんの中から、三菱未来館館長の山川尚義さん、協会職員(現知多市長)の宮島壽男さんから当時の万博でのご担当、万博での一番の思い出などを語っていただきました。
会場では、当時の懐かしい写真の展示のほか、フォトスポットも用意、公式マスコットのモリゾーとキッコロも登場し参加されたみなさんと記念写真を楽しんだり、懐かしい仲間たちとの久しぶりの再開に会話の花が咲きました。また、参加された皆さんには、記念品として当時の懐かしい写真のポストカードを差し上げました。