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今回のCOP / MOPの決定のポイントは、Future CDMの推進を通じた省エネCDMの促進、小規模CDMの定義見直し、
途上国の政府プログラムの下でのCDMの推進、炭素回収・貯留のCDM化の検討の開始などで大きな前進があった。 |
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CDMの前進に効き目のある措置として、事務局経費の積み増しの決定があった。2006年、先進国は820万ドルの追加の任意拠出を行い、CDM理事会をサポートする。CDM理事会の人員も12人から33人に増加する。2008年以降は、share
of proceedsで1CER当たり0.2ドルの課金がかかる。 |
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Future CDMは日本政府が進めているものである。省エネプロジェクトは顕在化していないが、我々が率先して方法論を作って、プロジェクトディベロッパーに使用して頂きたいと考えている。方法論の申請を4月位までに行っていきたい。 |
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日本政府は、小規模CDMの定義の拡大を主張してきた。この点について、COP / MOP2に向けて検討し結論を出すことになった。 |
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政府プログラムのCDMについては、今後認めていこうという結果になった。 |
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炭素回収・貯留の方法論を日本のプロジェクトディベロッパーが二件出しているが、CDM理事会はCOPに判断を求めた。SB24においてワークショップを開催し、COP
/ MOP2に向けて結論を出すことになった。 |
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JIについては、JI監督委員会が発足した。日本エネルギー経済研究所の工藤氏がメンバーに選出された。CDMで認められた認証機関・方法論などを使用出来るようにするといった、CDMで蓄積された経験をJIでも活かしていこうという合意が得られた。 |