京都メカニズム総合的案文(議長ノート)
本掲載文書は、2000年9月4日よりリヨンにておこなわれる非公式会合及び9月11日より開催される第13回補助機関会合(SB13)において、京都議定書第6条(共同実施)、第12条(CDM)、第17条(排出量
取引)に基づくメカニズムに関する審議のたたき台となる、締約国による提案の統合書をもとにした総合的案文(議長によってまとめられたノート)の暫定訳です。
これは、2000年6月に開催されたワークショップにおいてたたき台となった、京都メカニズムに関するそれまでの締約国の提案をまとめた「更なる交渉のための案文」(FCCC/SB/2000/3)に続き、その最終日に配布された議長提案の総合的案文(ドラフト)をもとに、その議長提案に対する第12回補助機関会合での締約国のコメントを考慮して作成された「総合的案文(Consolidated
Text)」です。
これまでの統合書と違い、COP6での決定案文の形式で書かれており、将来の合意テキストとなることを想定し、法的言語に近づけることが意識されております。また締約国は2000年8月1日までに、SB12最終日に配布された本文書の未編集版に直接関わるもののみ、法的言語で追加提案が可能(この追加提案は事務局によってFCCC/2000/MISC.4としてまとめられており、本文書とともにリヨンでのたたき台となります)、と初めて範囲が限定され、本格的な絞り込みの「交渉」がはじまることを予感させるものになってきております。
なお
・原文(英文)は条約事務局文書FCCC/SB/2000/4(UNFCCCホームページ)です。
・本和訳の目次の頁数は原文のままですので、本和訳の頁数と一致しません。
・この和訳は公式のものではなく、速報性を重視した暫定訳です。
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