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ニュースレター
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1995年12月号 |
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第4回チャイナカウンシル(CCICED)開催−環境と開発に関する中国国際協力委員会− CCICEDは、環境と開発に関する中国と国際社会の協力促進を目的とし、1992年にスタートした。本委員会は年1回開催され、6つの作業部会での活動報告、今後の進め方等を論議し、結果 を中国政府への提言としてまとめている。日本からは、愛知和男元環境庁長官と福川伸次電通 総研社長(GISPRI顧問)が、委員として参加している。 冒頭、国務委員でもある宋健議長より、本委員会の活動および提言が、中国の環境政策へ非常に貢献しており、現在作成中の中国第9次5カ年計画やグリーンプランへの重要な指針となるだろうとの挨拶があった。続く本論では、各作業部会からの活動報告が行われたが、中でも日中共同で行った石炭および自動車のクリーナープロダクションに関する調査研究の報告(科学・技術・訓練WG;日本気象協会横山氏議長)は、非常に高い関心を得た。特に「CLEAN AUTOMOBILE」は、モータリゼーション直前の中国において時宜を得ていた事もあり注目された。提言ポイントは、公共交通 等のシステムの整備、コンパクトカーの導入(サイズおよび性能の適正なダウンサイジング等)、リサイクルシステムの導入および適正な規制の強化(技術開発の動機付け等)等である。さらに、中国側からは、着実に進みつつある中国版アジェンダ21等の進捗状況の説明があった。 本委員会では、毎回最終日に検討結果 を提言としてまとめ、中国政府筋の要人に直接会見し報告している。今回は、李鵬首相との会見が行われたが、談話の中で、現在の環境に関する最重要課題として、水問題(水資源、排水汚染等)と都市集中問題(内陸農地からの人口の都市部への急激な集中)が挙げられた。 CCICEDは、当初に予定された5年間(PhaseI:'92〜'96)に引き続きさらに5年間(Phase II:'97〜'01)行われる事が決まっている。Phase Iでは、環境保全の広範な分野における課題の抽出と認識の共有化が図られた。Phase IIでは、優先度の高い課題に絞り込み、さらに具体的なパイロットプロジェクト的活動へシフトする計画となっている。 |
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