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ニュースレター
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1998年9月号 |
REPORT |
【清木専務理事逝去のお知らせ】弊財団専務理事の清木克男(せいき かつお)は、8月28日(金)午後3時25分に消化管出血により急逝された。享年55歳。ここに謹んで哀悼の意を申し上げる。 清木氏は、昭和40年(1965年)に東京大学法学部を卒業後、通 商産業省に入省し、資源エネルギー長官官房国際資源課長、通商政策局西欧アフリカ中東課長、同総務課長等を歴任し、平成2年(1990年)に大臣官房地球環境問題担当審議官に就任。平成4年(1992年)には、ブラジル・リオデジャネイロで開催された「環境と開発に関する国連会議」(地球サミット)へ政府代表として出席した。 平成4年6月に退官し、同年7月に弊財団の専務理事に就任。以来、財団運営の陣頭に立ち、各種国際シンポジウムの開催や調査研究事業の推進にリーダーシップを発揮された。特に、海外との共同研究や国際会議では、類い希なる語学力と不屈なイニシアティブを発揮して、そのとりまとめに貢献した。氏の国際感覚あふれる暖かな人柄、ユーモアと包容力によって、国内のみならず海外にも数多くの友人を作った。 昨年9月に、地球温暖化問題などの研究をとりまとめている「気候変動に関する政府間パネル」(IPCC、事務局ジュネーブ)の副議長に日本人として初めて選ばれ、まさにこれから本領発揮という時であった。本年12月に弊財団設立10周年の節目を迎える前に他界されたことは、弊財団にとって大きな損失であり、誠に残念でならない。 今後は、清木専務理事の遺志を受け継ぎ、弊財団として次なる10年、20年を目指して発展を続けたい。 |
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