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ニュースレター
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2001年 3号 |
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MEETING | |||||||
チャイナカウンシル・クリーナープロダクション
○主な内容: 1.クリーナープロダクションに関する訪日研修の成果 2.中国・江蘇省におけるクリーナープロダクションと国家経済貿易委員会(SETC)の取り組み 3.チャイナカウンシル本会議に向けたWG活動まとめと今後の計画 1.訪日研修成果報告
2.江蘇省のCPとSETCの取り組み 1997年以降、江蘇省内の第2次産業の中から化学産業を中心として、クリーナ ープロダクション(CP)実施対象企業を選定した。1997年度に31社、98年度に85社、 99年度には140社まで増加させ、CPの実行度を測定するIndicator systemに基づいて、省エネと公害汚染防止活動を行った結果、1999年度では、全社合 計で1.6億中国元(1元≒15円)の収益向上が図られた。 これまでの活動を通じて、各企業のトップマネジメントから一般従業員レベル までの様々な職階でのCPに対する理解度・認識度の向上が必要であることが分かった 。また、従来のエンド・オブ・パイプからプロセスコントロールを重視し、環境管理 システムISO14000の取得も奨励する。2001年以降は中央の第10次5カ年計画に沿って、中小企業(郷鎮企業)、農業分野へもCPの対象範囲に加えることを検討中である。 1996年〜2000年の第9次5カ年計画において、とりわけ石炭火力発電所部門で の二酸化硫黄(SO2)排出削減を重点に取り組んだ。その際、CP活動の一環として、 使用エネルギーである石炭の硫黄(S)分の含有量を少なくさせるクリーンコール化に努力した。 その結果、S分はそれまでの1.7%〜1.8%から0.2%〜0.7%へ減少させることが可能となり、燃焼後に発生する二酸化硫黄排出量を大幅に削減することができた。それは、また、二酸化炭素排出削減にもつながるものである。第10次5カ年計画において も、同様のクリーンコールテクノロジーを全国に普及させ、環境保全に努力する計画 である。 3.CPWG活動のまとめと今後の計画 1997年以降のCPWGの活動成果をとりまとめて、活動報告書として出版する予定 である。また、出版印刷前のペーパーは次回チャイナカウンシル本会議(本年9月)へ提出予定である。 中国国内でのCPに関するさらなる啓蒙活動のため、「国際クリーナープロダク ション会議」を9月に北京市で開催し、中国国内(政府、企業)並ムに海外(日本、 カナダ、東南アジア等)からの専門家、有識者等によるCP政策および具体的な実践事 例についての講演と、それに引き続くパネルディスカッションを開催する予定である 。 (注1)中国政府に対して環境と開発の統合に関する建設的な提案をするための ハイレベルの諮問機関であり、1992年4月に設立された。本WGはその傘下の作業部会 活動に位置付けられる。
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