シンポジウム概要
　昨年来の経済危機により企業を取り巻く経営環境はますます厳しさを増しており、従来の市場経済システムにパラダイムシフト（思考と枠組みの変化）が求められております。企業の社会的責任（CSR）はますます大きくなり、一方では持続可能な発展のチャンスとも考えられます。
　本シンポジウムでは、CSR研究者・企業担当者を講師に招き、CSRの進化・深化を探り、新しい市場経済における企業の社会的役割について、講演とパネルディスカッションを通じて、活発な議論が行われました。企業のCSR、社会環境担当者を主として161名の参加があり盛況の終わりました。

開催概要

日時：	2010年3月3日（水）13：30〜17：05
場所：	東京国際フォーラム　ホールD7　（東京都千代田区丸の内）
主催：	財団法人　地球産業文化研究所
後援：	経済産業省
参加人数：	約160名

プログラム

13:30		主催挨拶　　福川伸次　（財）地球産業文化研究所　顧問
13:40		講演１　 「グローバル社会における企業責任と倫理」 梅津光弘　氏 慶應義塾大学商学部准教授 慶應義塾大学グローバルセキュリティー研究所上席研究員
14:10		講演２　 「第5の競争軸”サステナビリティ”で企業経営が変わる」 ピーターＤ. ピーダーセン　氏　 株式会社イースクエア　代表取締役社長
14:40		講演３　 「欧州におけるCSR 」 ジュリアン・ゲリエ　氏 日欧産業協力センター　事務局長
15:00		休憩
15:15		講演４　 「ヒューレット・パッカードにおけるグローバルシチズンシップの 取り組み」 本田光広　氏 日本ヒューレット・パッカード株式会社　コーポレートコミュニケーション本部長
15:35		講演５　 「知的障がい者に導かれた企業経営と国への期待」 大山泰弘　氏 日本理化学工業株式会社　会長
15:55		パネルディスカッション　「進化するCSRを探る」 ＜パネリスト＞    梅津光弘　氏    ピーターＤ. ピーダーセン　氏    ジュリアン・ゲリエ　氏    本田光広　氏    大山泰弘　氏 ＜モデレーター＞    井出亜夫　氏　 日本大学大学院グローバル・ビジネス研究科教授
17:00		閉会挨拶　　蔵元　進　（財）地球産業文化研究所　専務理事

パネルディスカッションの様子