① |
一言で中小事業者と言っても 規模・経営状況・業種など各社の置かれている状況は様々であり、全てを 一括りに扱うことは適当ではない。よってまずは適切な切り口により中小 事業者をカテゴライズした上で、検討する対象を明確化する。そしてその 限定された対象について、課題や取組みの方向性について検討する。 |
② |
中小事業者の省エネルギーや温暖化の対策 として、既に政府・自治体・金融機関などが独自の施策を実施している。 本委員会では、それらの棚卸しを行い、全体を俯瞰した上で、各施策のさ らなる効率化、あるいは各々の高度な連携が可能か否かという視点で検討 を行う。 |
③ |
中小事業者は大企業に比べ経営体力が十分 とは言えない企業が多く、強制的・規制的な施策は適切ではない。よって 政府・自治体・金融機関などの利害関係者(ステークホルダー)から適切 なインセンティブを与えることで、彼らが自発的に省エネなどの取組みを 進めるような方向で検討を進める。 |
(1) |
検討委員会 | |
(財)日本エネルギー経済研究所 地球環境 ユニット ユニット総括 工藤拓毅委員長 含め 委員計8名 | ||
(2) |
委員会開催 | |
平成18年10月~ | ||
(3) |
検討予定項目 | |
第1回(趣旨確認、現状整理) | ||
①
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中小事業者のGHG排出状況、既存施策の概要、本調査委 員会の進め方について | |
②
| 中小事業者の温暖化対策促進に関する政府の取組みについ て | |
第2回(中小事業者の温暖化 対策の実態、既存施策の棚卸し) | ||
①
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簡易型環境マネジメントシステムの概要と中小事業者にお ける活用実態について | |
②
| 業務部門のエネルギー使用実態調査について | |
第3回(中小事業者の温暖化 対策の実態、既存施策の棚卸し) | ||
① |
中小事業者の温暖化対策に関するアンケート・ヒアリング 結果について | |
② |
温暖化対策に先進的な自治体の取組みに関す る情報交換 | |
第4回(課題、方向性に関す る検討) | ||
① |
中小事業者のカテゴライズと対象の明確化 | |
② |
各対象における温暖化対策促進の課題・方向 性検討 | |
第5回(報告書のとりまとめ ) | ||
① |
報告書案に基づく、とりまとめ方法の検討 |
以上 |
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(文責 地球環境対策部 柴田 憲) |