2011年1号

COP16/CMP6における日本経団連との共催サイドイベントの開催報告

 2010年12月8日、メキシコ・カンクンで開催中の国連気候変動枠組条約(UNFCCC)第16回締約国会議(COP16)及び京都議定書第6回締約国会合(CMP6)において、財団法人地球産業文化研究所は、日本経済団体連合会との共催で公式サイドイベントを開催した。

1.サイドイベントの概要:
(1)日時: 平成22年12月8日(水)16:45 ~18:20
(2)場所: メキシコ・カンクンメッセ
(3)主催: 日本経済団体連合会、地球産業文化研究所(GISPRI)
(4)主題: 「パラダイムの転換によるポスト京都議定書の国際枠組のあるべき姿の追求:
環境と経済の共生を目指して」
Paradigm shift in building a Post-Kyoto international framework;
Seeking harmonization between economic growth and environment

2.サイドイベントの内容:
 地球規模の重要課題である気候変動対策の国際枠組に関して、現行の京都議定書以降のあるべき姿について、トップダウンからボトムアップへのパラダイム転換の重要性を共通認識とするため、
①全ての主要排出国が参加する国際枠組の構築
②公平な中期目標の設定
③技術(革新的技術の開発と既存技術の普及)の重視
という観点を中心に、温暖化対策の究極の目的である「環境と経済成長の共生」の実現について、下記に示すように日米欧の有識者により、掘り下げた議論を行った。

※会議進行 手塚 経団連 国際環境戦略WG座長代理
(1)開会挨拶 坂根 経団連 副会長/環境安全委員長
(2)来賓挨拶 田嶋 経済産業大臣政務官
山花 外務大臣政務官
(3)基調講演 (15分)
・ポスト京都議定書のあり方(L.S.E. Prins教授)
(4)パネル・ディスカッション
司会: 山口 東大 特任教授
◎パネリストによるショートスピーチ
・米、EU、日本の現状と今後の取組みについて
① 日本: 東大 山口 教授
② 米国: RFF Kopp シニアフェロー
③ EU: Ecofys /ユトレヒト大 Blok 教授
◎パネル・ディスカッション

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