2009年3号

平成20年度 「社会文化の変化と企業経営の進化」に関する研究委員会報告書 平成20年度財団法人JKA補助事業


※ 報告書の残部に余裕がありますので、ご希望の方は当財団「社会文化と企業経営」事務局まで送付先をFAXにてご連絡下さい。(03-3663-2301)

 グローバル化の潮流の中で、温暖化による気候変動、金融危機、資源不足、食糧不足などの国境を越えた社会・経済問題が複雑に交錯しております。また、国内では、企業倫理の欠如、商品の安全性、少子高齢化、雇用形態の不安定化、格差の拡大など、様々な社会問題が顕在化しております。これら諸問題は国境を越えて、国、国際機関だけでなく、企業においても共通の解決すべき課題であり、また「社会の公器」としての企業活動も重要となってきております。

 これらの社会情勢の変化の中、平成19年度より「社会文化の変化と企業経営の進化」に関する研究委員会を開催し、持続可能なエクセレント・カンパニーを主題に、CSR(企業の社会的責任)、企業理念、職場環境、日本文化と産業等について、議論を深めました。
 さらに、「社会文化の変化に対する先進企業の社会的評価に関する調査」を外部委託し、議論の一助としました。また、平成21年2月に公開シンポジウム「第19回GISPRIシンポジウム -今望まれる持続可能な企業とは-」を開催しましたので、併せて報告いたします。
 ここ数年でCSRを企業経営の重要な位置に据える考え方が広まってきており、CSRレポート(社会・環境報告書など)を発行する企業が増加しております。CSRは一過性の流行ではなく、企業が永続的に続けていくべきものであります。本報告書がCSRを考えていく上で、お役に立てれば幸いです。

 末尾ながら、2年間にわたり、本研究委員会で多大なご指導をいただきました井出委員長、委員各位、また研究委員会でご講演いただきました講師の方々、シンポジウムにご登壇いただき貴重なご発表とご討議をいただきました講師の方々、ならびに本調査研究にご協力いただきました関係各位に心よりお礼申し上げます。

(平成20年度報告書 はじめに より)


研究委員会委員名簿
(敬称略、五十音順)
【委員長】  井出 亜夫 日本大学大学院 グローバル・ビジネス研究科 教授
【委 員】 北川 則道 (株)小松製作所 顧問
後藤 和子 埼玉大学大学院 経済科学研究科 教授
杉浦 勉 丸紅経済研究所 顧問
袖川 芳之 (株)電通 ソーシャル・プランニング局 プロデュース3部長
田中 一雄 (株)GKデザイン機構 代表取締役社長
西出 徹雄 (社)日本化学工業協会 専務理事
平田 光子 日本大学大学院 グローバル・ビジネス研究科 教授
宮村 鐵夫 中央大学 理工学部経営システム工学科 教授


報告書目次

第1部 研究委員からの報告
井出亜夫 委員長
北川則道 委員
後藤和子 委員
杉浦 勉 委員
袖川芳之 委員
田中一雄 委員
西出徹雄 委員
平田光子 委員
宮村鐵夫 委員
 
第2部 研究委員会活動記録
 
第3部 第19回GISPRIシンポジウム 社会文化の変化と企業経営の進化
 -今望まれる持続可能な企業とは-      講演録
講演1 坂本光司 氏 法政大学大学院政策創造研究科  
講演2 アーサー・ミッチェル 氏 ホワイト&ケース外国法事務弁護士事務所
講演3 辰巳菊子 氏 (社)日本消費生活アドバイザー・コンサルタント協会
講演4 石川 浩 氏 日立ソフトウェアエンジニアリング株式会社 
講演5 玉村隆平 氏 住友化学株式会社 
講演6 髙田正澄 氏 ネスレ日本株式会社 
パネルディスカッション 「今望まれる持続可能な企業とは」
聴講者アンケート
 
第4部 「社会文化の変化に対応する先進企業の社会評価に関する調査」報告書
(株式会社電通へ委託)
第1章 エクセレントカンパニーの新しい評価ポイント
第2章 企業を評価するポイントに関する分析
第3章 先進的企業に関するデータ


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