〔タスク2〕森林の土地劣化とその他植生の消失の定義と 排出目録の方法論的オプションに関する報告書


1. 背景及び経緯
 森林の土地劣化と植物減少に関する定義付け、及びその結果による排出の目録のつけ方と報告方法のオプションについてまとめられるこの報告書は、あらゆる土地劣化と植生消失について明確化し、京都議定書3.4条の下、適用行動を選択する際に不公平が生じないようにするために作成される。
 第19回全体会合では、この報告書をMethodology Report にすること、LULUCF特別報告書等の資料を利用して人為的な森林の土地劣化と植生消失の定義を作成すること、排出インベントリと報告の手法オプションを提示すること、森林の管理と再緑化についても触れること、また予算を増額することが承認された。
 その後、第19回総会で決定されたワークプラン及び執筆者リストに則り、タスク1と平行して作業を順調に進め、2002年7月9日~12日(9日はCLA準備会合)にはタンペレ(フィンランド)にて第1回執筆者・専門家会合、10月1日~4日(1日はCLA準備会合)にはリオデジャネイロ(ブラジル)にて第2回同会合が開催された。又2002年12月~2003年1月には、第1次専門家/政府レビュー(8週間)が行われ、第1次レビューで提出されたコメントは2003年4月1~3日にクアラルンプール(マレーシア)で開催された執筆者/専門家会合で検討された。第2次レビューは2003年5月~6月に行われ、そのレビュー・コメントは2003年7月にオーストラリアで開催された執筆者/専門家会合で再び検討された。
 当報告書は第21回全体会合に提出され、採択された。

2. 章構成
1) 序文
2) 森林劣化・植生消失の定義及びそれらへの直接人為的影響のスケール
3) 森林劣化・植生消失からの排出見積もりの方法論的オプション
4) 京都議定書3条4項の下における方法論的オプションの関連

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