1.第一次評価報告書(1988〜1992)
IPCCは、下記の第I〜IIIの各作業部会を組織し、1990年に「来世紀末までに全球平均気温が3℃程度,海面 が約65cm上昇する」こと等を織り込んだ「評価報告書」を発表した。同報告書は気候変動に関する知見を集大成・評価したものとして高い評価を受け、基本的な参考文献として政策立案者や科学者等に広く利用されている。
- 第I作業部会:気候変動に関する科学的知見の評価
- 第II作業部会:地球温暖化が環境および経済・社会に与える影響
- 第III作業部会:気候変動への対応戦略
又IPCCは、1992年2月に国際連合気候変動枠組条約(UNFCCC:United Nations Framework
Convention on Climate Change)交渉に寄与するため、気候変動に関する最新の情報を収録した補足報告書を発表した。
|